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皆さんこんにちは!
株式会社Wish、更新担当の富山です。
今回は、普段なかなか注目されることの少ない「電気設備工事の安全対策」について、詳しくお話していきます。
電気というのは私たちの生活になくてはならないインフラですが、扱いを誤れば重大な事故や火災のリスクにつながる恐れもあります。
だからこそ、電気設備工事には“見えないけれど確実な”安全対策が欠かせないんです。
まずはざっくり、電気設備工事の内容をおさらいしておきましょう。
電気設備工事とは、建物に電気を安全・安定的に供給するための工事全般を指します。新築住宅でいえば、以下のような作業が含まれます:
電線(ケーブル)の配線・結線
分電盤やブレーカーの設置
照明器具やコンセントの取り付け
アース(接地)工事
通信・防犯設備の配線
これらの工事を行うには、高い専門性と厳格な安全管理が求められます。
電気工事には、以下のような潜在的リスクがあります。
感電事故:誤って通電中のケーブルに触れてしまうと、命に関わる事故になります。
漏電火災:配線の劣化や施工ミスで火災の原因になることも。
工具による怪我:狭い空間や高所作業も多く、工具や資材の取り扱いミスによる怪我もあります。
一見、普通に電気を通してるだけのように見えても、現場ではこうしたリスクと常に隣り合わせなんですね。
だからこそ、安全対策は“当たり前”ではなく、“徹底”が求められるのです。
では、実際に私たちがどんな安全対策を講じているのか、いくつか具体例をご紹介します!
✅ 1. 作業前の“無通電”確認
通電中の回路で作業をすると感電のリスクがあります。そのため、必ず作業前にはブレーカーを落とし、検電器で無通電を確認してから作業を開始します。
この確認を怠ると、たとえ低圧の電気でも命に関わる感電事故につながるため、必ず複数人でダブルチェックを徹底します。
✅ 2. 絶縁工具・保護具の使用
電気工事では、使用する工具にも工夫があります。
絶縁ドライバー
絶縁手袋
絶縁シート
これらはすべて、作業者を電気から守るために設計された専用の安全機器です。
見た目は普通の工具と変わりませんが、材質や構造がまったく異なり、万が一通電していても感電しないよう工夫されています。
✅ 3. 図面との照合・施工ミス防止
配線ミスによるトラブルや火災を防ぐために、配線図面との照合も欠かせません。
現場での“思い込み”や“慣れ”による判断は禁物で、必ず設計通りに施工するのが鉄則です。
また、完成後には電圧測定・絶縁抵抗測定などのテスト・検査も行い、問題がないかを何重にも確認します。
✅ 4. 高所・狭所作業の安全対策
屋根裏や天井裏など、高所や狭い空間での作業では、「墜落防止措置」「ヘルメット着用」「照明確保」などの対策も必要です。
特に脚立や足場を使用する場合は、転倒や落下防止のために第三者による声かけ・支え役が常に付きます。
一人では危険な場所ほど、チームで連携しながら作業を進めています。
電気工事に従事するには、「電気工事士」の国家資格が必須です。
第二種電気工事士(住宅・一般建物)
第一種電気工事士(大型施設・高圧設備)
当社でも、有資格者が現場を監督し、若手職人には現場教育と定期研修を通じて安全意識を育てています。
技術だけでなく、「危険を予測する力」こそが現場の安全を守る最大のカギなんですね。
安全対策というと、「面倒」「時間がかかる」と思われがちかもしれません。
でも、私たちにとって安全対策は「お客様への信頼の証」です。
例えば、工事中の不具合で通電トラブルや火災が起これば、それはお客様の生活に直接関わる大きな問題になります。
だからこそ、見えないところにこそ手を抜かず、「安心できる工事」を行うことが、プロとしての誇りでもあるのです。
電気設備工事は、私たちの暮らしを明るく、便利に、快適にしてくれる存在。
でも、その裏には“安全を守る努力”が常にあるということを、少しでも感じていただけたら嬉しいです。
こうした地道な安全対策を日々積み重ねながら、皆さまの安心・安全な暮らしを支えております。
次回もお楽しみに!
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