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皆さんこんにちは!
株式会社Wish、更新担当の富山です。
目次
前回のブログでは、「電気設備工事における安全対策」についてご紹介しました。今回はその続編として、実際の暮らしの中で起こりやすい“電気トラブル”の例とその予防法について、一般的な市場での現場目線でお伝えします。
「最近、ブレーカーがよく落ちる…」
「コンセントから焦げ臭い匂いが…?」
「スイッチを入れても照明がつかない」
そんな症状、ひょっとして身に覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、こうしたトラブルの多くは配線や使い方に少しの問題があるだけで発生してしまうんです。でも、予防する方法もちゃんとあります!
最もよくある家庭の電気トラブルがこれ。
ブレーカーが頻繁に落ちる場合、原因は大きく2つに分けられます。
①容量オーバー(過負荷)
→ ひとつの回路に家電をつなぎすぎると、電流が許容範囲を超えてブレーカーが作動します。
特に、冬場の暖房器具や夏場のエアコンなどは消費電力が高く、ドライヤーや電子レンジと同時使用すると簡単にオーバーします。
②漏電
→ 配線の劣化や絶縁不良が原因で、電気が正常なルート以外に流れる現象。これもブレーカーが作動して遮断されます。
予防策:
家電はなるべく回路を分けて使う(タコ足配線を避ける)
年数が経った配線はプロによる点検を
分電盤に「漏電遮断器」があるか確認し、ない場合は設置を検討
これも非常に危険な兆候です。
焦げ臭さがある場合、**内部での発熱やスパーク(火花)**が起きている可能性があります。
原因として多いのは、
長年使った古いコンセントの緩み
プラグの接触不良
ホコリや湿気によるショート
焦げ臭さがあるときは、すぐに使用を中止し、プロに点検を依頼してください。
予防策:
定期的にコンセント周りを目視点検(焦げ・ひび・ガタつき)
電源タップは10年以上使わない
湿気の多い場所では防水タイプのコンセントを使用
電球の寿命かな?と思いがちですが、スイッチ・照明器具・配線のいずれかに問題があることも。
特に築10年以上の住宅では、照明器具の内部配線が緩んだり、スイッチが劣化していたりするケースも少なくありません。
予防策:
照明器具をLEDに交換する際は、配線の状態もチェック
スイッチの反応が鈍い、カチッと音がしないなどの違和感は点検対象
DIYでの交換作業は避ける(感電リスクあり)
これは季節要因もありますが、住宅のアース(接地)不良も一因となることがあります。
家電製品の金属部分に触れてビリッとくる場合、微量な漏電が発生している可能性も。特にIH調理器・洗濯機・電子レンジなどはアース線の接続が必要です。
予防策:
アース端子付きのコンセントを使用し、確実に接続
アースがない場合は、コンセント工事を検討
ビリッとくる現象が頻発するなら専門業者へ相談を!
夏や冬のピーク時にエアコンが急に止まると、非常に困りますよね。
このトラブル、原因の多くは「専用回路が設けられていない」ケースにあります。エアコンのように電力を多く使う機器は、専用回路で電源を取るのが基本。
しかし、古い住宅や簡易リフォームで設置された場合、コンセント共有でトラブルが起こることがあります。
予防策:
エアコンは必ず専用回路(単独ブレーカー)で配線
工事の際は電気工事士に確認・申請してもらう
配線やコンセントの経年劣化も要注意!
今回ご紹介したような電気トラブルは、一見小さな違和感から始まることが多いです。
でも、その裏には大きなリスクが潜んでいることも。特に「焦げ臭い」「ブレーカーが頻繁に落ちる」「ビリッとする」といった症状は、早めの点検が必要です。
私たちは、こうした電気トラブルの予防にも力を入れており、住宅の定期点検やリフォーム時の電気安全診断なども承っています。
「最近ちょっと気になるな…」と思ったら、どうぞお気軽にご相談ください!
次回のブログでは、“省エネと電気設備”の関係についてご紹介予定です。
次回もお楽しみに!
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私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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皆さんこんにちは!
株式会社Wish、更新担当の富山です。
目次
今回は、普段なかなか注目されることの少ない「電気設備工事の安全対策」について、詳しくお話していきます。
電気というのは私たちの生活になくてはならないインフラですが、扱いを誤れば重大な事故や火災のリスクにつながる恐れもあります。
だからこそ、電気設備工事には“見えないけれど確実な”安全対策が欠かせないんです。
まずはざっくり、電気設備工事の内容をおさらいしておきましょう。
電気設備工事とは、建物に電気を安全・安定的に供給するための工事全般を指します。新築住宅でいえば、以下のような作業が含まれます:
電線(ケーブル)の配線・結線
分電盤やブレーカーの設置
照明器具やコンセントの取り付け
アース(接地)工事
通信・防犯設備の配線
これらの工事を行うには、高い専門性と厳格な安全管理が求められます。
電気工事には、以下のような潜在的リスクがあります。
感電事故:誤って通電中のケーブルに触れてしまうと、命に関わる事故になります。
漏電火災:配線の劣化や施工ミスで火災の原因になることも。
工具による怪我:狭い空間や高所作業も多く、工具や資材の取り扱いミスによる怪我もあります。
一見、普通に電気を通してるだけのように見えても、現場ではこうしたリスクと常に隣り合わせなんですね。
だからこそ、安全対策は“当たり前”ではなく、“徹底”が求められるのです。
では、実際に私たちがどんな安全対策を講じているのか、いくつか具体例をご紹介します!
✅ 1. 作業前の“無通電”確認
通電中の回路で作業をすると感電のリスクがあります。そのため、必ず作業前にはブレーカーを落とし、検電器で無通電を確認してから作業を開始します。
この確認を怠ると、たとえ低圧の電気でも命に関わる感電事故につながるため、必ず複数人でダブルチェックを徹底します。
✅ 2. 絶縁工具・保護具の使用
電気工事では、使用する工具にも工夫があります。
絶縁ドライバー
絶縁手袋
絶縁シート
これらはすべて、作業者を電気から守るために設計された専用の安全機器です。
見た目は普通の工具と変わりませんが、材質や構造がまったく異なり、万が一通電していても感電しないよう工夫されています。
✅ 3. 図面との照合・施工ミス防止
配線ミスによるトラブルや火災を防ぐために、配線図面との照合も欠かせません。
現場での“思い込み”や“慣れ”による判断は禁物で、必ず設計通りに施工するのが鉄則です。
また、完成後には電圧測定・絶縁抵抗測定などのテスト・検査も行い、問題がないかを何重にも確認します。
✅ 4. 高所・狭所作業の安全対策
屋根裏や天井裏など、高所や狭い空間での作業では、「墜落防止措置」「ヘルメット着用」「照明確保」などの対策も必要です。
特に脚立や足場を使用する場合は、転倒や落下防止のために第三者による声かけ・支え役が常に付きます。
一人では危険な場所ほど、チームで連携しながら作業を進めています。
電気工事に従事するには、「電気工事士」の国家資格が必須です。
第二種電気工事士(住宅・一般建物)
第一種電気工事士(大型施設・高圧設備)
当社でも、有資格者が現場を監督し、若手職人には現場教育と定期研修を通じて安全意識を育てています。
技術だけでなく、「危険を予測する力」こそが現場の安全を守る最大のカギなんですね。
安全対策というと、「面倒」「時間がかかる」と思われがちかもしれません。
でも、私たちにとって安全対策は「お客様への信頼の証」です。
例えば、工事中の不具合で通電トラブルや火災が起これば、それはお客様の生活に直接関わる大きな問題になります。
だからこそ、見えないところにこそ手を抜かず、「安心できる工事」を行うことが、プロとしての誇りでもあるのです。
電気設備工事は、私たちの暮らしを明るく、便利に、快適にしてくれる存在。
でも、その裏には“安全を守る努力”が常にあるということを、少しでも感じていただけたら嬉しいです。
こうした地道な安全対策を日々積み重ねながら、皆さまの安心・安全な暮らしを支えております。
次回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
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第2回目のテーマは!
電気設備工事の種類と手法についてです!
電気設備工事は、私たちの生活や産業を支える重要なインフラを築くための基盤です。
この分野では、目的や対象物に応じて多岐にわたる工事の種類が存在し、それぞれ異なる手法が用いられます。
本記事では、電気設備工事の種類ごとの特徴と具体的な施工手法を詳しく解説します。
1. 電気設備工事の種類
① 内線工事(建物内部の電気設備)
内線工事とは、建物内で使用する電力の供給システムを構築する工事を指します。住宅やオフィスビルなどの内部で行われる工事で、安全性と使いやすさを重視します。
具体例
照明やコンセントの設置
スイッチの配線
防犯カメラや火災報知器の設置
特徴
屋内配線を天井や壁の中に隠す「隠蔽配線」を採用することで、見た目を美しく保つ。
建築工事と並行して進めることが多く、施工スケジュールの調整が重要。
② 外線工事(電力会社の供給設備)
外線工事とは、電力会社の送電線や配電線を建物に接続し、電力を供給するための工事を指します。大規模なインフラ整備が必要となります。
具体例
送電線の架設
変電所の設置
配電盤から建物への電線引き込み
特徴
高圧電力を扱うため、特別高圧設備や安全基準を満たす設計が必要。
気象条件や地形の影響を考慮しながら施工を進める。
③ 機械設備工事(空調、エレベーターなど)
建物内の機械装置に電力を供給し、安全かつ効率的に稼働させる工事です。快適な室内環境を作り、建物の利便性を向上させる役割を担います。
具体例
空調システムの制御装置の設置
エレベーターの配線工事
太陽光発電システムや蓄電池の導入
特徴
大型機械の稼働試験や動作確認を伴うため、専門知識が必要。
最新の技術トレンドを取り入れることで、省エネルギー化や運用コスト削減が可能。
2. 施工プロセス
電気設備工事では、以下のプロセスを順に進めていきます。それぞれの工程がスムーズに進むよう、綿密な計画が必要です。
① 設計
役割
電力需要を正確に計算し、設備の配置や容量を決定します。
ポイント
配線図や配電盤のレイアウトを作成。
建築設計や他の設備工事と調整する。
② 資材調達
役割
設計に基づき、必要な資材や機器を手配します。
ポイント
品質基準を満たす材料を選定。
供給スケジュールを管理。
③ 施工
役割
現場で実際に設備を設置し、配線を行います。
ポイント
安全性を最優先に、適切な工具と手順で作業。
作業記録を残し、後の保守に備える。
④ 試運転
役割
設置した設備が正常に動作するか確認します。
ポイント
電圧、電流、負荷試験を実施。
問題があれば即時修正。
3. 最新技術の導入
電気設備工事の分野では、技術革新が進んでいます。最新のテクノロジーを活用することで、効率化や快適性が向上します。
① IoT(モノのインターネット)
内容
家電や設備をインターネットに接続し、遠隔操作や自動制御を可能にする技術。
活用例
スマート照明やスマートエアコンの導入。
設備の稼働状況をリアルタイムで監視。
② スマートホーム設備
内容
スマートスピーカーやホームオートメーションを用いて、住宅全体を統合的に管理。
活用例
音声操作による照明やエアコンの制御。
AIを活用したエネルギー効率の最適化。
③ 再生可能エネルギーの活用
内容
太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーを活用する電気設備工事が増加。
活用例
太陽光パネル設置と蓄電池システムの連携工事。
電動車用充電ステーションの設置。
まとめ
電気設備工事には多様な種類があり、それぞれに特化した手法が存在します。技術の進化に伴い、施工手法や対象設備も変化し続けています。適切なプロセスと最新技術を取り入れることで、安全性、効率性、そして利便性が向上し、現代社会のニーズに応える工事が実現します。
次回は「電気設備工事の安全対策」について詳しく解説します。
次回もお楽しみに!
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すっかり春のぽかぽか陽気となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今月からブログ更新頑張っていきます!
記念すべき第1回目のテーマは!
電気設備工事の基礎知識についてです!
電気設備工事は、私たちの生活や産業活動に欠かせない電力を、建物や施設で安全かつ効率的に供給するための基盤となる重要な分野です。
この工事が適切に行われることで、私たちは安心して電気を使うことができ、建物や設備の寿命も延びます。
以下に、電気設備工事の概要をさらに深く掘り下げて解説します。
1. 電気設備工事とは
電気設備工事は、電力を供給するためのインフラを整える工事を指します。単に電気を流すだけでなく、安全性や効率性を確保し、長期にわたって安定した電力供給を実現することが求められます。
具体的な役割
電力供給のための配線設置: 配線を適切に設置し、建物内外に電気が届く仕組みを構築します。
電気機器の設置と接続: 照明器具、コンセント、エアコンなどの設備を安全に取り付けます。
システムの調整と試験: 設置した設備が正常に動作するか確認し、不具合を修正します。
2. 主な対象物
電気設備工事は、用途に応じて多様な施設で行われます。
① 住宅設備
照明
家庭内の照明器具やダウンライトなどを設置。
コンセント
電化製品の使用に欠かせない電源供給口を配置。
配線
屋内配線やブレーカーの設置で安全性を確保。
② 商業施設
空調設備
大型エアコンや換気システムの設置と制御。
エスカレーターやエレベーター:
商業施設内の移動設備の電気供給。
セキュリティ設備
防犯カメラやカードキーシステムの設置。
③ インフラ設備
送電線
電力会社が供給する電気を建物に届けるための主要経路。
変電所
高圧電力を建物用の低圧に変換する施設。
3. 電気設備工事の重要性
電気設備工事が果たす役割の大きさを、具体的な観点から解説します。
① 安全性の確保
不適切な配線や劣化した設備が原因で発生する感電事故や火災を防ぐためには、専門的な知識を持つ技術者による施工が不可欠です。
② エネルギー効率の向上
最新の省エネルギー技術や機器を導入することで、無駄な電力消費を抑え、環境負荷を軽減できます。
③ 建物の長寿命化
適切な電気設備は、建物や機器の寿命を延ばし、メンテナンス費用の削減に繋がります。
4. 電気設備工事に必要な資格
電気設備工事を行うには、法律で定められた資格が必要です。以下に代表的な資格を紹介します。
① 電気工事士資格
第二種電気工事士
一般住宅や小規模施設の電気工事を行う際に必要。
第一種電気工事士
工場やビルなど大規模な電気工事を担当するための資格。
② 電気工事施工管理技士
工事の設計・施工・監督を行うために必要な国家資格です。1級と2級に分かれており、プロジェクト全体を管理するスキルが求められます。
③ その他の関連資格
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)
高圧・特別高圧電気取扱者
資格を取得することで、法律に基づいた作業が可能となり、工事の信頼性が向上します。
まとめ
電気設備工事は、単に電気を届けるだけではなく、安全性、効率性、そして持続可能性を実現するために不可欠な技術です。また、工事を行うためには専門知識と資格が必要であり、これらを習得することでプロとしての信頼を確立できます。この基礎を押さえることで、次回の具体的な施工プロセスや安全対策への理解も深まるでしょう。
次回は「電気設備工事の種類と手法」について詳しく解説します。
次回もお楽しみに!
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